山行報告
日時 2004年7月17日(土)〜19日(月)
山域 朝日連邦
(古寺鉱泉11:30〜14:15鳥原小屋(泊)7:40〜10:15大朝日小屋(頂上往復含)11:30〜13:15鳥原小屋13:45〜15:30古寺鉱泉(泊))
メンバー 大高ゆ、梶山み
17日 雨
東京より始発の山形新幹線に乗る。三連休の初日だが、始発だからと甘く見ていたら満席。自由席は2両のみ。喫煙車両にどうにか座れていざ、山形へ。新潟では豪雨のため大きな被害が…山形も、もちろん雨。乗客の顔は皆、左前方を向き、その視線は増水した川に注がれている。遅れて山形に到着したはずだが、なぜか左沢線にはうまく接続する。左沢で古寺鉱泉行きの会員制タクシー(駅前の大沼タクシー)に乗る。会員制だが特に、会員になる必要はなく予約も要らない。10時15分発の定期便で、ひとり2500円。当初、大朝日から大鳥方面へ下山する予定だったが、営業所で林道崩壊の情報を得たため、計画を変更することにする。
タクシーは古寺鉱泉近くの駐車場まで乗り入れてくれる。雨はじゃんじゃん激しくなり、鉱泉前の川は濁流。急に歩くのが嫌になったので「鉱泉に泊めてもーらおっー!」と思ったら、予約がいっぱいで断られる…仕方ないので鳥原小屋まで登ることにする。…登山道は沢。途中の清水は泥水。それでも、ずっと樹林帯なので雨の影響は少ない。登り2時間20分で鳥原湿原に到着する。湿原はポッと開けたいい場所で、小屋は昨年11月に建て直したそうで、とても立派。まだ新築の匂いがする。ちょうど、地元の山岳会等による草刈が行われていて1階には関係者。2階は我々ともう2人パーティーのみだったので、のびのび、だらだら、濡れ物干し放題で、登って良かったとつくづく感じる。
18日 雨、曇り
7時40分出発。雨は降ったり止んだりの状態。小朝日を超えたあたりから人間が増え始める。傾斜はないが奥へ奥へと登って行く感じで、大朝日小屋近くで風が強くなる。10時15分小屋に到着。天気がよければこの連休は満員になるらしいが、昨日の宿泊者は10人と。感じのよい小屋のおじさんに、「古寺鉱泉の林道が崩壊したのでキャンセルがあるのでは」と情報を得る。携帯で連絡すると、案の定キャンセルがあり泊まれることになる。頂上往復後、鳥原小屋で荷物を回収して、草刈隊の方にお茶をご馳走になり、15時30分古寺鉱泉へ下りる。天気は午後から回復の兆し。あんなに登山道に溜まっていたはずの水が、吸収されて渇き気味になっている。これが、ブナの森の凄さなのかと感心した。
19日 曇り
頼んでいたタクシーに乗り左沢駅へ。10000円也。林道の崩壊は宿の手前1キロくらいの場所で、地盤がえぐれていた。日に日に天気は回復傾向。今度は秋に日本海側に下りたいと思います。
温泉情報:古寺鉱泉のお風呂が沸きあがるのは昼過ぎです。時間があえば日帰りでも入れてくれます。途中の柳川温泉(町営)は素泊まり3000円。寒河江の駅前日帰り温泉は100円也。左沢駅近くにもお風呂あります。